プラトーン


プラトーン〈特別編〉
 オリヴァー・ストーン監督、チャーリー・シーン主演。舞台はベトナム戦争。大学をドロップアウトして、自ら志願したという監督の実話に結構基づいてるようだ。


 昔チョロっと見たときは非常に恐ろしい映画なのではと思ってたんだけど、そこまでの衝撃はなく案外普通に見られましたね。映画としてはなかなか良く、実体験を元にというところである程度のリアリティを感じられました。ただ、生の映像でなくあくまで作り物の映画ってところの限界を感じたんで「まあ、こんなもんだろ」的なことを思いました。


 だって、数年前NHKでやってた映像の世紀なんてすごかったもん。ナチス強制収容所とか虐殺された死体の山を片付けるシーンとか…。映像見ながら固まったり、訳の分からない涙が出てきたり…。ノンフィクションのものすごい映像をみた後だったら、作り物の映像に受ける衝撃は大したことないんだよね。


 総合的には、戦争に行ったらこういう場面に遭遇して、こういうことに巻き込まれるんだろうなあっていう、発見もあってなかなかの出来でした。もう一回観てもいいですね。80点。


 戦争映画なら、ちょっとピントがずれてる「地獄の黙示録」がかなり好きでしたね。あれは良かったです。