グッバイ、レーニン!


 ドイツ映画。舞台は東西統合前後の東ドイツ。統一寸前に母親が心臓発作で倒れて8ヶ月間意識不明に。ある日目覚めた母は軽度の記憶喪失になっていた。社会主義の活動家である母には受け入れられないだろうと、再発を恐れて国内情勢を母親に隠し続けようと必死になる弟と姉、特に弟。歴史の節目の不安定なドイツに翻弄される親子の行方は!?
 息子の母を思うゆえの行動に胸を打たれたり、逆にやりすぎで笑っちゃったりします。前半の軽いタッチのシーンも好きだし、後半のシリアスなシーンも好きでした。見終わった後に思わず「ふーっ」とため息がもれる映画だと思います。良かったな。87点。
 ノイ!とかクラフトワークとかクラスターとかファウストみたいな、70年代のドイツ音楽に興味が出てる時期だったのでさらに良かったかもしれない。機会があればデュッセルドルフに行ってみたいです。