大学1年の時に入った音楽サークルで非常に刺激を受けた。先輩達の聴き込み方が半端じゃなく、自分がいかに狭い範囲の音楽しか聴いてなかったかに気づきいた。もともとハードロック好きだったけど、サークルにはハードロック好きってそんなにいないor昔聴いてた的なことをみんな言ってた。
オアシスのシングル「Do you know what I mean」とかブラーの「blur」とか高校の時に買ったんだけどイマイチ良さがわかんなくて。今考えるとちょうどブリットポップが終わったころなんだよな。
ブラーの「blur」なんて、地元のHMVでたまたまビートルバムがかかってて、後半のイントロだけ聴いて試しにアルバム買ったんだけど家に帰って聴いてみると…。一回聴いただけで「こんなクソアルバム、捨ててしまえ」とか本気で思った(笑)。今となってはかなりのアルバムだと思ってるんだけどね。スティングとかジャミロクワイは好きだったんだけど、あれは当時の僕には聴けるもんじゃなかったな。レッチリはプロモみたんだけどそれがなんか気持ち悪くて、「こんな頭おかしいやつらの音楽なんて聴きたくない」ってちょっとトラウマになった(笑)。クラスのヤツがベックのオディレイが好きとかいってたけどあれも全然良くなかったなー。
そのころ自分で聴いてたのはVan Halen、Extreme、Harem Scarem、Dizzy Mizz Lizzy、Mr.Big、Aerosmith、Stevie SalasにRichie Kotzenあたりだったな。自分で買った「スーパーロックギタリスト」って雑誌を読んでハードロックバンドを片っ端から発掘してた。
そんでサークル入って、みんな聴いてるのが”リスナー的”な音楽が多かった。何聴いていいかわかんなくて色々手を出してたけど、しばらくはハードロックに詳しい友達(後に目まぐるしく趣向が変わったけど)からFair WarningとかBruce Dickinson(アイアン・メイデンのボーカル)とか借りてた。UKロック好きな友達からギターウルフとかレディオヘッドの「OKコンピュータ」なんかを借りたけどそっちはまだわかんなかった。その後自分でハードロックバンドやってたけど、次の学祭でKula Shakerをやったんですよ。初めはあんまりやりたくなかったんだけど、やっていくうちにどんどんクーラにはまっていくのが分かった。あのバンドって、いわゆる”ミュージシャン的音楽”だったし、ハードロック的な技術志向だった僕には、かっこいいギターのリフとすごいグルーブでとっつきやすかった。