the stone roses

 セカンドにはまった後に聴いたら、ファーストは「なんじゃこりゃ」って。セカンドのハードロック(世間的にはツェッペリンぽい)を期待してたら見事に期待を裏切られた。2枚しかアルバム出てなくてしかも2枚が全く違う、でも両方いいって聞いてたけどここまで違うとは。がっくり。聴ける曲はElephant Stoneとレザレクションの後半部分くらい。アドアードがまあ聴けなくもないかなって程度であとはなんか悪くは無いけど特徴のない曲ばっかりで(ハードロック的なリフとかソロとかを半分期待してた)全体的に地味だったな。でもそのうちにアドアードがヤバいとかレザレクションの前半もいいなとか気づき始めてFools goldはノれるしWaterfallもいいとかmade of stoneも哀愁あっていいと思うようになってきた。
 だんだんいい曲が増えてきて結構聴いたあと、3年の学祭でついにローゼズをバンドでやったんですよ。曲はBreaking into heaven、Driving south、This is the one、Tears、She bangs the drums。これやったときにディスイズザワンとシーバングスザドラムスがかなり好きになった。もうあとは聴きまくりだな。今ではどっちも好きだけど強いて言えばファーストの方が好き。完成度としてはファーストのほうが高くて、セカンドはそれぞれの曲のよさが際立ってると思う。ギターの音的にはファーストの方が好きだったりもするけど。元祖のファーストはElephant StoneもFools Goldも入ってないけど、この2曲が無かったとしてもこのアルバムは全然引けをとらないな。個人的には上に出した曲の他にBye bye badman、Shoot you downもすき。Don't stopもWaterfallを単に逆再生しただけだけどかなり好き。このアルバムが個人的名盤ベスト1かもしれない。
 あとついでに、「Turns into stone」も相当オススメ。B面集だけど、ファーストの流れを完全に汲んでる名曲ぞろいだ。Fools goldやOne loveの長いバージョン入ってるしGoing downっていうなんともはかない感じの美メロの曲も入ってるし。ジョンのギターがまだまだ空間系キラキラした感じが残ってる。Standing hereのイントロでちょっとハードな感じが出てきてるかな。セカンドとの接点の気もする。前も書いたと思うけど、Fools goldやOne loveの路線でセカンドが出てたらまた違ったヤバいアルバムが出てたんだよな。うーん。