改めてPaul Wellerライブ@Zepp Tokyo

音楽 いやー、はるばる東京まで出張した甲斐がありましたよ。良かったです。
 ところでいきなりですが、

そのポールなんちゃらってオッサン誰やねん!?

 そういうツッコミを入れたい人もいると思うので、経歴を軽く説明します。
 1970年代後半、テクニックがないとバンドはできないっていうテクニック至上主義が主流だったんですが、その流れに反発してロンドンで起こった「パンクムーブメント」の真っ最中。ムーブメントの中心バンドであったthe sex pistolsの、「てめーらふざけんな!テクニックなんかなくても熱い魂があれば誰だって音楽はできるんだよ!!」というアティチュードに触発されて、18歳(若ッ!)でベースのBruce Foxton、ドラムのRick Bucklerとともに自身のバンドthe jamを率いて1977年にデビュー。
 元々はパンク寄りの曲が多かったが、ポール自身がSoul、R&Bに傾倒して行きザ・ジャムの曲も変化していく。しかし音楽的に限界を感じたポールは人気絶頂の1982年にバンドを解散。その後バンドthe style council*1でオシャレな音楽を始めるが数年で解散(よく知らないw)、それからはソロ名義で活動し、円熟したギターロックを今も現役で届けてくれるカッコいいオヤジになってます。
音楽 簡単に言えばこの通りです*2。元々僕はザ・ジャムが大好きで、ポールのソロはそこそこって感じだったんですが、今回のアルバム「As Is Now」がめちゃめちゃカッコ良かったのでポール・ウェラー熱が再燃して、ライブに行ってきた次第です。

ライブ

 当初は激しいライブを予想して着替えの心配とかしてましたがw反してじっくりと聴くライブでしたね。来てるお客さんがみんな礼儀をわきまえて、落ち着いてましたね。ところどころ熱くなる曲では飛び跳ねて、ピアノ曲やアコギの曲なんかではしっとり聴いてました。
 場所は1Fスタンディング席で会場には割と遅めに入ったんですが、ちょっと攻めるだけで前から3番目でギターのスティーブの目の前に陣取りました。自分の発表ではないのになぜか緊張しながら待ってると出てきました、ポール・ウェラー!毎回大体いつもの同じメンバーも登場。ポール氏はライブの合間にワインを飲みながら、結構上機嫌でしたね。
 んで、今回のお目当てだったAs Is Nowの「Blink And You'll Miss It」を聴きたかったんですが、VJさんのところで3/29と3/31のセットリストを確認するとどうやらやってないらしくて正直期待してなかったんですが、しょっぱなからいきなりぶっ飛ばしてくれました。心の準備ができずにあっと言うまに終わってしまったんですが、でも聴けたからいいやw。
 あと僕の好きな曲でAs is now収録の「Come on / Let's go」「From the Floor Boads Up」やアルバムHeavy Soul収録「Peacock Suit」、アルバムStanley Road収録「The Changing Man」「Out Of The Sinking」、the Jam時代のアルバムthe gift収録の名曲「Town Called Malice」など非常に楽しめましたね。

メンバー

 ライブ見ながらメンバーそれぞれについて思ったこと。
 Paul Weller氏にはやっぱり華があって、一挙手一投足についつい目が惹きつけられます。ギターの弾き方だとかリズムの取り方だとか、いちいちカッコいいんですよね。しかもライブを細身でストライプのパンツに革靴で!正直この人”アホ*3”だと思ってwめちゃめちゃ熱くなりましたね。
 ギターのSteve Craddock*4は派手さはないんですが、とにかくギターが上手い。匠の域に入ってますね。さりげなく弾く一音一音とギターの弾き方が気になって、途中ポールそっちのけでこの人の手元ばっかりみてましたw。
 ベースのDamon Minchella*5はフレットの上からベース弾いてたり時々トリッキーな弾き方をして、やんちゃ(死語)な印象。ベースの上手い下手はよく分からないですが、多分上手いんでしょうw。
 ドラムのSteve White*6はマイペースでしっかりもの。ドラムは超絶ではないですがなかなか上手いですね。ポールはドラマーのSteveをヨイショしてたような気がしたんですがw。
 ちなみにメンバーの名前を見ると分かると思うんだけど、このバンドはスティーブが二人いるんですよね。ギターのスティーブがソロで頑張ってるときに僕が「スティーブ!」って叫んだんだけど、よく考えたら二人とも自分に声援が来てると思ってたのかもw。というかお互いに呼び合うときはなんて呼ぶんだろw別に気にならんけど。

一日のスケジュール

 簡単に。朝9時松本駅にてスウェンサーさんと待ち合わせ。スーパーあずさで12時過ぎに新宿に到着。山手線で渋谷まで直行。タワレコにてCD物色→ラーメン屋にて札幌味噌ラーメンを食す→ディスクユニオンにて中古CDを物色→山手線で新橋→ゆりかもめにてお台場へ→お土産屋を物色→Zeppの場所がなかなか分からず迷う→僕がチケットをロッカーに忘れてバタバタ→ライブ開始→1曲目→2曲目→3曲目→4曲目→5…以下略w→ライブ終了→あずさの終電にて塩尻から徒歩帰宅(夜1時過ぎ)。

ひとこと。

 一緒に来てくれたスウェンサーさん、ありがとうございました!また近いうちライブ行きましょう〜!というかバンドの方も頑張って行きましょう、どうもお疲れさまでした!

*1:the style councilの曲「Shout to the Top」はフジテレビ系の「特ダネ!」のオープニングテーマソングでした

*2:間違ってたら指摘してくださいw

*3:最高のほめ言葉です。念のため

*4:イギリスのギターロックバンドOcean Colour Sceneと兼任

*5:Ocean Colour Sceneのベース

*6:Alan White(Oasisの元ドラマー)の兄貴